蝶人戯画録

毎日お届けする文芸、映画、エッセイ、詩歌の花束です。

2011-11-07から1日間の記事一覧

四方田犬彦・石井睦美著「再会と別離」を読んで

照る日曇る日第462回 一人の男と一人の女が出会えば、光と闇の中でさまざまな記憶がはぐくまれ、二人の間にはいくつもの時間が音を立てて流れはじめる。これは五〇歳代の真ん中までてんでに漂流し続けてきた二人の作家が、来たるべき再会を前にして、彼らの…