照る日曇る日第612回 大谷崎、与謝野、円地、瀬戸内その他源氏の翻訳はあまた存在するわけであるが、この林訳の大きな特徴は、橋本治、アーサー・ウェイリーと同様に、すらすら読めて意味がまことに明快であることだ。 橋本は「話者」が光源氏であるから…
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