蝶人戯画録

毎日お届けする文芸、映画、エッセイ、詩歌の花束です。

2015-05-18から1日間の記事一覧

加藤治郎著「噴水塔」を読んで

照る日曇る日第782回 現代歌壇の中堅として各方面で活躍中の作者が2012年から14年にかけて様々な雑誌や新聞で発表した最新作の集成である。 一読してやはりもっともインパクトが強かったのは、父親の死に際して詠まれたかなり多くの短歌で、 なきが…