ピート・トラヴィス監督の「バンテージ・ポイント」をみて
bowyow cine-archives vol.719
スペインで開かれた平和国際会議における米国大統領暗殺事件におけるシークレット・サービス(デニス・クエイド)の大活躍を描くサスペンス活劇映画なり。
この手の映画では必ずといってもいいほど、テロリストの正体とその人物像がいい加減にしか描かれていないが、本作も同様なり。
ただ久しぶりにシガニー・ウィーバーやウィリアム・ハートやフォレスト・ウィテカーの顔を見ることができたし、事件の内幕を異なる複数の多彩な登場人物がそれぞれの視点で描きながら、次第に全貌が明るみに出されてくる手法が思いがけず新鮮で、バリー・レヴィの脚本はなななかよく練れていると思った。
今年は平成何年なるか時々分からなくなる天皇制ってそれくらいのもの 蝶人