蝶人戯画録

毎日お届けする文芸、映画、エッセイ、詩歌の花束です。

廣木隆一監督の「機関車先生」をみて

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bowyow cine-archives vol.730

 

 

タイトルは印象的だが、口をきかん先生が離島に赴任してきたので、その渾名が「機関車先生」になるなんて子供ではなく広告のコピーライターの発想のような気がする。

 

出だしはとてもいい感じだが、剣道の試合に出るところから調子が狂って感傷的なお涙ちょうだい物語に堕してしまう。去りゆく先生を見送る子供たちの涙顔を順番にアップするなんて最低の演出である。

 

 

小学生が赤と青の旗を振っているサラ・ブライトマンのTime to say good byに合わせて 蝶人