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蝶人戯画録

毎日お届けする文芸、映画、エッセイ、詩歌の花束です。

家族の肖像 その6~「これでも詩かよ」第140番

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ある晴れた日に第306回

 

 

「♪オオレエ、オレ、オレ、オレエ。お父さん、僕歌ったよ」

「何を歌ったの?」

「サッカーの唄だお」

 

「お母さん、歴史ってなに? 歴史ってなに?」

「それはね、昔何が起こったかっていうことよ。たとえばわが家の歴史はね」

「そうですよ、そうですよ。もう分かりました、分かりました」

 

「僕、おとぞうさん、好きですお!」

「そうなの」

「おとぞうさん、大好きですお。僕、おとぞうさん」

「こんにちは、おとぞうさん」

「こんにちは」

 

「みんないなくなっちゃったねえ」

「大丈夫、お父さんもお母さんもいるわよ」

「みんないなくなっちゃったねえ」

 

大江光の『人気のワルツ』好きですお」

「どんな曲?」

「ラララア、ラララア、ラララア、ラララア」

「そうか、そういう曲なんだ」

 

「お父さん、夏は『夏美』の夏でしょう?」

「そうだよ。NHKの『どんど晴れ』の若女将だろ」

「『私は夏美です』」

 

「小林さんのおじさん、ダンボ知ってる?」

小林理髪店主「知ってるよ、大きな猫でしょ」

「違いますお。ダンボは象ですよ」

小林理髪店主「そうか、象かあ」

 

「ぼく、タカハシさんに『手とまってる』『ちゃんとやりなさい』っていわれちゃったよ」

 

「お母さん、しりとりしよ。ファミリーナ宮下」

「た、た……たぬき」

「----」

 

「お母さん、頑固者てなあに?」

「自分勝手でひとのいうことを聞かない人のことよ。耕君って頑固者?」

みなまで聞かず二階に去る子。

 

 

 

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