蝶人戯画録

毎日お届けする文芸、映画、エッセイ、詩歌の花束です。

やくざ映画2本立!!

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闇にまぎれてbowyow cine-archives vol.816&817

 

 

中島貞夫監督の「日本の首領 野望編」をみて

 

 関東に進出しようとする関西ヤクザの親分佐分利信が政財界にツーカーノ関東グループの親分三船敏郎に敗れるまで。彼らの部下の松方弘樹菅原文太も哀れな最期を迎える。

 

 しかしこんなやくざ映画によくも日本映画を代表するビッグスタアたちが勢ぞろいしたものだなあ。

 

 

北野武監督の「座頭市」をみて

 

 監督初の時代劇ということで話題になり、映画祭で賞も獲得したそうだが、座頭市めくらではなくて目明きであったという設定を除けば、別にどうということもない作品。

 

 しかしなんでわざわざめくらの振りをしていたのかという疑問も残る。そりゃあ敵は油断はするだろうけれど。

 

 それから大楠道代をこんな汚れ役に使ってほしくはなかった。

 

 

  今日もまた国益国益と叫ぶ君それはあなたの私益ではないのか 蝶人