蝶人戯画録

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神奈川県立近代美術館で「鎌倉からはじまった。PART2 1951-2016」をみて

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茫洋物見遊山記第186回 鎌倉ちょっと不思議な物語第352回

 

 

鎌倉館の最後の1つ手前のさよなら公演を見物してきました。本館はすべてが館蔵品ですが、この会場で何回も目にした高橋由一の「江の島図」や青木繁の「真・善・美」、関根正二の「少年」、「村岡みんの肖像」なぞの名作をこれが最後と見おさめました。

 

別館では「版画」を特集していて、私の大好きな藤牧義夫谷中安規に加えて、ブリューゲル、ブレイク、ドラクロワドーミエ、ルドン、ムンクカンディンスキー、キリコ、ルオー、エルンスト、マティスピカソなどの貴重な作品を鑑賞する機会に恵まれました。こんなコレクションがあったとはちーとも知らなかったなあ。

 

なお本展は来る10月4日まで泣く泣く淋しくさよなら公開ちうです。

 

 

  「民主主義は多数決です」と軽く言うそんな男の民主主義とは何 蝶人