蝶人戯画録

毎日お届けする文芸、映画、エッセイ、詩歌の花束です。

懐かしのBBをみる

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闇にまぎれてbowyow cine-archives vol.957、958

 

 

○ミシェル・ボワロン監督の「殿方ご免遊ばせ」をみて

 

原題は「パリ娘」。しかしただのパリ娘ではなく仏蘭西大統領のお転婆娘をブリジット・バルドーが演じ、大公のシャルル・ボワイエや夫のアンリ・ヴィダルを手玉に取る恋と遊びの楽しいロマニチッチコメディ。たまにはこういう映画もいいな。

 

 

○ロジェ・ヴァディム監督の「素直な悪女」をみて

自由奔放に生きる女ブリジット・バルドーが渋い中年のクルト・ユルゲンスとジャン=ルイ・トランティニァン兄弟の3人の男を手玉に取って我が道を行くお話。当時のセックスシンボルのバルドーをみせびらかすべく凡庸な監督が撮った凡庸な映画ずら。

 

 

  タイヒラメ美美しく並んでいるけれどつまりは魚の死体なり 蝶人