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蝶人戯画録

毎日お届けする文芸、映画、エッセイ、詩歌の花束です。

ジョン・スタージェス監督の「荒野の七人」をみて

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闇にまぎれてbowyow cine-archives vol.959

 

 

黒澤の「七人の侍」のハリウッド版リメイクであるが、農民に雇われた助っ人対野盗の決闘という大枠は変わらないが、七人のキャラクターや脚本の随所で異同がある。

 

とりわけ本作では油断した七人が全員野盗の捕虜になり武装解除されて追放される点が大きく異なる。それまでに大勢の味方を殺されている野盗の首領がどうして彼らを皆殺しにしないのか不思議であるが、結局その恩情が仇になり、ガンマンの意地と捨て身の逆襲で悪者たちは全滅してしまうのであったあ。

 

めでたし、めでたし。でもないか、生き残ったのは三人だけだから。

 

黒澤の大迫力とリアリズムには到底及ぶべくもないが、ユルブリンナーの五郎丸のような凛々しさも好ましく、まずは無難に鑑賞できる西部劇である。

 

 

「ジェジェジェジェ」の賞味期限が尽きたので「びっくりぽん」に乗り換えてます 蝶人