蝶人戯画録

毎日お届けする文芸、映画、エッセイ、詩歌の花束です。

マーク・ウェブ監督の「(500日)のサマー」をみて

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闇にまぎれてbowyow cine-archives vol.988

 

いかにも今風のボーイズ・ミート・ガールズ映画。知り合って別れるまでの500日間のさまざまなエピソードを時系列を無視してアトランダムに描くのが新機軸であるが、だからというて映画自体がさほど面白いわけでもない。

 

それにしてもどうして原題にも500に括弧がつけれれているんだろう。

 

男をおちょくるヒロイン(ズーイー・デシャネル)は、ちょっと漱石の「三四郎」に出てくる美禰子に似ていて嫌味であるが、これをみてからだいぶ時間が経ったのでもうほとんど覚えていない。

 

私は「ぐわああ、覚えていない」と絶叫する号泣県議に似てきたのかもしれないな。

 

 

 ぐわわあがあ 覚えていません なにもかも ぐららあがあ ぐららあがあ 蝶人