蝶人戯画録

毎日お届けする文芸、映画、エッセイ、詩歌の花束です。

2011-10-16から1日間の記事一覧

桐野夏生著「緑の毒」を読んで

照る日曇る日第459回タイトルに魅せられて読んだが、奇妙な失敗作というべきか。開業医が水曜日の夜に手当たり次第に住居に不法侵入してスタンガンで気絶させ、麻酔薬を注射して婦女暴行するという話には大いに興味を抱いたのであるが、いったいどうしてそう…