蝶人戯画録

毎日お届けする文芸、映画、エッセイ、詩歌の花束です。

2013-08-05から1日間の記事一覧

県立神奈川近代文学館の「中原中也の手紙」展をみて

茫洋物見遊山記第132回 己を高く持し、誰にでも狂犬のように喰らい付き、容易に人の懐に飛び込まなかった孤高にして倨傲の詩人、中原中也。そんな彼がほとんど唯一こころを許した親友が安原喜弘であった。 本展にはその生涯の同伴者に向けて詩人が折に触れて…