蝶人戯画録

毎日お届けする文芸、映画、エッセイ、詩歌の花束です。

ハワード・ホークス監督の「紳士は金髪がお好き」をみて

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bowyow cine-archives vol.727

 

スラムで育って踊り子になったマリリン・モンローとジェーン・ラッセルが金持ちにうまくとりいってめでたく一緒になるまでの喜劇映画であるが、才人ハワード・ホークスのメガフォンをもってしてもあまり面白くない。

 

多少とも楽しめるのはジェーン・ラッセルがモンローのそっくりさんになって法廷で突然踊りだすシーンくらいか。

 

ミュージカルやミュージカル映画、あるいは宝塚というのは、観客に断りもなくいきなり下手な歌手がへたくそな歌を歌いだすので迷惑だ。もういちど言うぞ。

 

 

   だんまりを決め込んでいたのに突如歌いだすみゅーじかるは傍迷惑なり 蝶人