蝶人戯画録

毎日お届けする文芸、映画、エッセイ、詩歌の花束です。

フランシス・フォード・コッポラ監督の「レインメーカー」をみて

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bowyow cine-archives vol.728

 

 

 マット・デイモン選手が口をぼおおうと開けて、なかなか閉めないのを見ると、こいつはうすら馬鹿ではないかと思って、それがどんな映画でも興ざめしてしまうのですが、この作品ではコッポラの演出のおかげで、そのウシュクダライイデンリンケンハラカラビリヤンボウがいいほうに転んで、おしまいまで楽しみながら見物することができました。

 

 この映画でデイモン選手は弁護士の卵を演じているのですが、もしこのまま仕事を続けていたとしても、題名のような「雨が降るように金が降ってくる人気弁護士」になれないことは私が請け合います。

 

 デイモン選手はともかく本作ではダニー・デヴィートジョン・ボイトロイ・シャイダー、懐かしのミキー・ロークまで出てきて彼をアシストしています。

 

 

  若くして死んでしまった中川安奈そのアルト聴く雨の水曜 蝶人