蝶人戯画録

毎日お届けする文芸、映画、エッセイ、詩歌の花束です。

2007-05-16から1日間の記事一覧

秋山駿著「私小説という人生」を読む

降っても照っても第14回「自分のことをもう一度行き直してみよう」という年齢に達した著者が、眦をけっして向き合った日本文学の名作再読記であるが、その熱と意欲の高さに大きな刺激を受けた。扱われているのは、田山花袋、岩野泡鳴、二葉亭四迷、樋口一葉…