蝶人戯画録

毎日お届けする文芸、映画、エッセイ、詩歌の花束です。

2008-03-12から1日間の記事一覧

バルガス・リョサ著「楽園への道」を読む

照る日曇る日第104回「楽園への道」といえば私にとってはエルガーの名曲だが、ペルーの作家バルガス・リョサの同名の交響的長編小説も、英国の音楽家と同じような感動を私に与えてくれた。 本書は二つの物語が交互に奏される対位法叙述形式をとっていて、最…