蝶人戯画録

毎日お届けする文芸、映画、エッセイ、詩歌の花束です。

2008-04-16から1日間の記事一覧

ガルシア・マルケス著「予告された殺人の記録」を読む

照る日曇る日第113回「愛の狩人は鷹に似て高きより獲物を狙う」というジル・ヴィセンテのエピグラムを巻頭に掲げたマルケスは、天空はるかなる視点から、おのれを神に擬し、1951年1月22日に彼と彼の家族が実際に身近に体験したこの殺人事件をメタ・ドキュメ…