2008-05-03から1日間の記事一覧
照る日曇る日第122回「太平洋の防波堤」が著者の心のポジ小説であったとすれば、これはその同じ小説のほぼ同じシーンをもういちどえぐった自伝的ネガ小説とでもいうべきものだろうか。ふたたび仏領ベトナムの地にさすらう孤独な母と二人の兄、さうして作者を…
照る日曇る日第122回「太平洋の防波堤」が著者の心のポジ小説であったとすれば、これはその同じ小説のほぼ同じシーンをもういちどえぐった自伝的ネガ小説とでもいうべきものだろうか。ふたたび仏領ベトナムの地にさすらう孤独な母と二人の兄、さうして作者を…