蝶人戯画録

毎日お届けする文芸、映画、エッセイ、詩歌の花束です。

2008-05-23から1日間の記事一覧

ミハイル・ブルガーコフ著水野忠夫訳「巨匠とマルガリータ」を読む

照る日曇る日第125回面倒くさいので帯の腰巻から引用すると、モスクワに突如出現した悪魔の一味が引き起こす謎に満ちた奇想天外な物語が本作である。さらに本屋の惹句によれば、20世紀最大のロシア語作家が描いた究極の奇想小説ということになっていて、ま…