蝶人戯画録

毎日お届けする文芸、映画、エッセイ、詩歌の花束です。

2008-06-23から1日間の記事一覧

萩原延壽著「精神の共和国」をわが田に引く

照る日曇る日第133回「頼むところは天下の輿論、目指す讐は暴虐政府」と遺言して、亡命の地フィラデルフィアで若い命を散らしたのは、わが敬愛する孤高の自由思想家、馬場辰猪だった。その馬場を「我が党の士」と呼んだのが福沢諭吉で、福沢は彼が身につけて…