蝶人戯画録

毎日お届けする文芸、映画、エッセイ、詩歌の花束です。

2008-07-27から1日間の記事一覧

続々 網野善彦著作集第17巻「日本」論を読んで 

照る日曇る日第141回 「百姓」とは文字通り百の職業・職種の民を指すのに、いつのまにやらそれが「農民」だけを意味し、都市の商工業者や漁民や山民を排除し、あまつさえ差別するようになったと網野は執拗に説いた。たとえば養蚕業者は稲作農耕とは無関係な…