蝶人戯画録

毎日お届けする文芸、映画、エッセイ、詩歌の花束です。

2008-08-03から1日間の記事一覧

レオニード・ツィプキン著「バーデン・バーデンの夏」を読んで

照る日曇る日第145回新潮社のクレストブックは用紙や装丁がどことなく西欧の文学書のにおいをほのかながらも伝えているので、たまに手に取るが、この本はタイトルに惹かれて読んでみた。なんとなく私の愛してやまない「旅の日のモーツアルト」を連想したのだ…