蝶人戯画録

毎日お届けする文芸、映画、エッセイ、詩歌の花束です。

2008-12-21から1日間の記事一覧

ポール・オースター著「幻影の書」を読む

照る日曇る日第207回この人の本は「偶然の音楽」以来2冊目になる。前作も良かったが、こちらのほうが一段と読み応えがあった。何といっても映画「スモーク」の原作者・脚本家だけに、ストーリー自体が抜群に面白い。映画的だ。愛する妻子の突然の事故死…