蝶人戯画録

毎日お届けする文芸、映画、エッセイ、詩歌の花束です。

2008-12-25から1日間の記事一覧

網野善彦著作集第5巻「蒙古襲来」を読んで

照る日曇る日第208回鎌倉時代の農民とは一線を画して、海賊をも業とする海民、殺生をも業とする山民の世界があった。11世紀半ばに「鬼の子孫」と自称し、都の人々からもそう呼ばれていた京の都の郊外の里に住む八瀬童子は、代々刀自に率いられた集団であ…