蝶人戯画録

毎日お届けする文芸、映画、エッセイ、詩歌の花束です。

2009-01-03から1日間の記事一覧

高橋源一郎著「いつかソウル・トレインに乗る日まで」を読んで

♪照る日曇る日第213回驚いたことには高橋源ちゃんの小説にはほとんど駄作がなく、おまけに駄作であったとしても必ずそれが現今の文学に対する鋭い異議申し立てになっている。そしてそれは今回も例外ではない。なんせ「生涯初の、そして最後の」、と銘打た…