蝶人戯画録

毎日お届けする文芸、映画、エッセイ、詩歌の花束です。

2009-02-26から1日間の記事一覧

梅原猛著「うつぼ舟1 翁と河勝」を読んで その2

照る日曇る日第230回著者が梅棹忠夫、上山春平などと打ち合わせが終わって、京都・祇園のお茶屋で四方山話に興じていると、突然酔っぱらった吉川幸次郎が部屋に乱入してきた。偉大なこの中国文学者は、酒が入ると荒れる傾向があったが、その日はなにやら…