蝶人戯画録

毎日お届けする文芸、映画、エッセイ、詩歌の花束です。

2009-03-10から1日間の記事一覧

レイモンド・カーヴァー著・村上春樹訳「滝への新しい小径」を読む

照る日曇る日第241回五〇歳で亡くなった米国の作家の遺作詩集である。ガンで五〇歳の男が死ななければならない、ということはどういうことか、次の詩を読むと分かる。「若い娘」 思わずたじろいだ出来事をみんな忘れてしまおう。 室内楽にかかわることも…