蝶人戯画録

毎日お届けする文芸、映画、エッセイ、詩歌の花束です。

2009-04-18から1日間の記事一覧

網野善彦著「歴史としての戦後史学」を読んで

照る日曇る日第250回映画「舞踏会の手帖」を思わせる古文書の返却の旅岩波書店から孜々として刊行され続けている網野善彦著作集の第18巻である。この巻の主題は、著者が後半生の最大の責務となった「古文書の返却の旅」である。戦後の観念的な極左革命…