蝶人戯画録

毎日お届けする文芸、映画、エッセイ、詩歌の花束です。

2009-06-06から1日間の記事一覧

高橋源一郎著「大人にはわからない日本文学史」を読んで

照る日曇る日第261回文学の母は人間であり、人間が生きてきた社会ですから、その母体が地殻変動すれば文学のありかたも変わってしまいます。著者は最近のそんな文学のありようの変化を、パソコンのOSの転換にたとえて語っています。近代小説の元祖であ…