蝶人戯画録

毎日お届けする文芸、映画、エッセイ、詩歌の花束です。

2010-03-12から1日間の記事一覧

三枝昂之著「啄木 ふるさとの空遠みかも」を読んで

照る日曇る日第331回明治41年4月25日、思い出多き函館の街に別れを告げてからちょうど1450日目の明治45年4月13日、天才歌人石川啄木は、折しも八重桜が満開の東京小石川区久堅町の借家の貸間で、父と妻と友人若山牧水に見守られながら、あた…