蝶人戯画録

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2010-04-04から1日間の記事一覧

高橋順子著「一茶の連句」を読んで

照る日曇る日第336回 生涯に約二〇〇〇〇の句を詠んだといわれる小林一茶の「連句」にはじめて光を当て、解釈と鑑賞の道筋をつけた大変な力作です。著者によれば連句とは五七五の長句と七七の短句をつかず離れず交互につなげてゆく共同作品であり、のちに…