蝶人戯画録

毎日お届けする文芸、映画、エッセイ、詩歌の花束です。

2010-10-13から1日間の記事一覧

サルトルの「嘔吐新訳」を読んで

照る日曇る日 第379回昔この本を白井健三郎という人の翻訳で読みかけて、途中で放り出したことがありました。なんでも実存主義という哲学が大流行の頃でした。 今度手にとったのは鈴木道彦という人の翻訳ですが、こちらは当世風にこなれた訳語のせいもあ…