蝶人戯画録

毎日お届けする文芸、映画、エッセイ、詩歌の花束です。

2011-02-16から1日間の記事一覧

マリオ・バルガス=リョサ著「都会と犬ども」を読んで

照る日曇る日 第408回 はじめはちっとも面白くないガキ小説かと文句を言いながら読んでいましたら、終わりごろ、全体の4分の3くらいから俄然面白くなってきて、最後は「さすがノーベル賞作家だけのことはあるなあ」と脱帽の一冊でありました。著者はそ…