蝶人戯画録

毎日お届けする文芸、映画、エッセイ、詩歌の花束です。

2011-03-30から1日間の記事一覧

西村賢太著「苦役列車」を読んで

照る日曇る日 第419回このように己が中卒であり、人生の敗残者であり、あまつさえ父親が性犯罪者であることを小説の中で暴露したり、卑下しているようで自慢したりする文学者はとても面白いと思うけれども、友人としては絶対に付き合いたくない。芥川賞を…