蝶人戯画録

毎日お届けする文芸、映画、エッセイ、詩歌の花束です。

2013-01-22から1日間の記事一覧

バルザック著・石井晴一訳「艶笑滑稽譚第二輯」を読んで

照る日曇る日第563回パート2に入ってバルザック選手のエロ噺のおもしろさといかがわしさはますます快調なり。第八話の「ムードンの司祭の最後のお説教」もかのフランソワ・ラブレー師に仮託した文豪の筆が異常なまでに冴えわたり、当時の権力者たちを徹底的…