蝶人戯画録

毎日お届けする文芸、映画、エッセイ、詩歌の花束です。

2014-03-18から1日間の記事一覧

山本周五郎著「風流太平記」を読んで

照る日曇る日第663回 毎年思うことですが、梅が散って桜が咲くまでの時間はそうとう長い。 この長編小説は昭和27年に四国新聞の夕刊に連載されたらしいが、題名も内容もその媒体にふさわしくのんびりしていていわば春風駘蕩としており、朝寝して宵寝す…