蝶人戯画録

毎日お届けする文芸、映画、エッセイ、詩歌の花束です。

2014-07-02から1日間の記事一覧

ポール・オースター著「闇の中の男」を読んで

照る日曇る日第715回 この人も新作が出れば読まずにはいられなくなる、気になる小説家です。それはこの作家が太宰に似て、一生懸命に読者をよろこばせようとするからなのです。 今回はなんでも老人シリーズの最終回ということで、書評家の老人とその娘と…