蝶人戯画録

毎日お届けする文芸、映画、エッセイ、詩歌の花束です。

2016-02-04から1日間の記事一覧

小川洋子著「琥珀のまたたき」を読んで

照る日曇る日第841回 恐ろしい悪夢と珠玉のファンタジーが表裏一体になった長い散文詩のような、不気味でリアルなグリムの童話のような、これまで誰も夢見ることがなかった比類なく美しい夢のような、実際に母親と3人のきょうだいの身の上にどこかの国で…