蝶人戯画録

毎日お届けする文芸、映画、エッセイ、詩歌の花束です。

ロジャー・ミシェル監督の「ノッティングビルの恋人」をみて

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bowyow cine-archives vol.656

 

 

売れっ子女優のジュリア・ロバーツがロンドンの旅行専門書書店主のヒュー・グラントに恋をして相思相愛の仲になり、色々すったもんだがあったあとでめでたく結ばれるというラブ・ロマンスなり。

 

ロマンスというても主導権は終始女の方にあり、いわば逆玉のシンデレラストーリーになっているのが面白いが、もっと興味深いのはラストが「ローマの休日」のパロディになっていることで、脚本家もいろいろ考えるもんだなあと感心しました。

 

しかしこのジュリア・ロバーツって本当に男が惚れるような美人なのだろうか? 見た目がど派手で、あんなにも口が大きいのには毎度のことながら閉口する。

 

 

なにゆえにひとりだけ泣いているのみんな楽しく笑っている遠足なのに 蝶人