2014-07-23 私詩的履歴書~「これでも詩かよ」第93番 ある晴れた日に第249回 40年代、私はひとりの頑是ない赤ん坊。 50年代、私は特性の無いひ弱なひとりの少年。 60年代、私は怒れる学生だった。 70年代、私は従順なひとりのリーマンだった。 80年代、私は会社のために24時間戦う労働者。 90年代、私はリストラ取らされた哀れな労働者 00年代、私はふりー、ふりーのフリーター。 10年代、私はひとりの詩人になった。 なにゆえに海でも駅でも喧しい日本人は耳なし芳一 蝶人