蝶人戯画録

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ロバート・アルドリッチ監督の「アパッチ」をみて

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bowyow cine-archives vol.692

 

 

1954年ユナイテッド・アーティスト製作の先住民が主人公の西部劇なり。

 

アパッチの酋長ジェロニモが投降したあとを、バート・ランカスター演じるマサイが孤軍奮闘するという、フィクションのような実話の映画化である。

 

面白いのは、マサイが逃亡中にチェロキー族の男からモロコシの種をもらい、これを畑に植えること。

 

白人と同じような安定した農業生活に入っていくことで、あれほど白人憎しで凝り固まっていた武闘派が、突如武器を捨てて帰順するという成り行きは、いかにもご都合主義のようにみえるが、ある種の歴史的必然性を踏まえていたことが、唐突に映画が終わった後で分かってくるのである。

 

 

 なにゆえに錦織選手で大騒ぎするのかいいニュースがひとつもないので 蝶人