ジョン・アヴネット監督の「ボーダー」をみて
闇にまぎれてbowyow cine-archives vol.974
原題は「正義の殺人者」。NY市の警官コンビ、ロバート・デ・ニーロとアル・パチーノの御大同士が「正義の殺人者」となって諸悪の根源を手ずから退治するという話。
いわば公権力を利用した私権力の乱用であるが、これは快感であると同時に価値観の崩壊でもあり、ついにアル・パチーノはデ・ニーロの罪をも引き受けながら自滅していくのであったあ。
なにゆえに背中に恐怖が忍び寄るのかプラットフォームの先頭に立つとき 蝶人