蝶人戯画録

毎日お届けする文芸、映画、エッセイ、詩歌の花束です。

2007-04-14から1日間の記事一覧

降っても照っても 第6回

*G・ガルシア=マルケス著「わが悲しき娼婦たちの思い出」を読む。翻訳は原作とはまったく違うものである。両者は似て非なるもの、である。それなのに私たちは翻訳を読めば原作を読んだと錯覚してしまう。これはじつに奇妙な話だ。そのことは原文を読み、い…