蝶人戯画録

毎日お届けする文芸、映画、エッセイ、詩歌の花束です。

2008-01-12から1日間の記事一覧

ポール・セロー著「ワールズ・エンド(世界の果て)」を読む

照る日曇る日第87回生まれてきて済みません、だの、ここはどこ、私は誰?といった違和感、場違い感は誰しもが人生に懐く感慨だが、ポール・セローの場合は筋金入りだ。おそらくは生まれながらにこの世界に対する複雑なねじれを感じつつこれまで生き延びてき…