蝶人戯画録

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2008-04-11から1日間の記事一覧

続・荻原延壽集第4巻「東郷茂徳」を読んで

照る日曇る日第112回東郷は終始基本的には国際協調主義に立脚し、欧米、アジア、ロシアとの戦争を回避すべく職を賭して戦い、ナチスや日本の右翼、三国協定枢軸派の政治家たちとつねに一線を画す独自の外交を行なった。彼はまた珍しくも対ソ協調路線を終生に…