蝶人戯画録

毎日お届けする文芸、映画、エッセイ、詩歌の花束です。

2009-01-04から1日間の記事一覧

秋山駿著「忠臣蔵」を読む

照る日曇る日第214回大阪城崩壊から80年を閲し、原城の反乱の記憶も次第に遠ざかると血なまぐさい硝煙にかわって美服に薫じられた上方流のかぐわしい香の匂いが人々を魅了するようになる。華麗なる元禄文化の開幕である。そこで権力者は、血を血で洗う戦…