蝶人戯画録

毎日お届けする文芸、映画、エッセイ、詩歌の花束です。

2009-05-17から1日間の記事一覧

山本兼一著「利休にたずねよ」を読んで

照る日曇る日第257回戦国時代の人物像がくっきりと浮かび上がってくる手腕は見事お茶の大家である千利休さんが太閤秀吉さんに殺されるまでの顛末を、利休の運命的な恋をふとい縦軸に据え、信長、秀吉、家康、堺の茶人衆など多彩な同時代人をほそい横軸に…