蝶人戯画録

毎日お届けする文芸、映画、エッセイ、詩歌の花束です。

2009-07-04から1日間の記事一覧

杉本秀太郎著「伊東静雄」を読んで

照る日曇る日第267回私にとって伊東静雄は、中原中也と並んでまさに「詩人の中の詩人」というべき存在です。太陽は美しく輝き あるひは太陽の美しく輝くことを希ひ 手をかたくくみあはせ しづかに私たちは歩いて行った1935年(昭和10年)、彼が若冠…