蝶人戯画録

毎日お届けする文芸、映画、エッセイ、詩歌の花束です。

2009-07-18から1日間の記事一覧

吉村昭著「桜田門外の変」を読んで

照る日曇る日第272回今となっては水戸藩徳川斉昭の尊王攘夷論に比べると、井伊大老の開国路線の方が時代に先駆けた近代性と開明性を備えた先賢の明であったように思われますが、しかし安政の大獄が猛威をふるったその時代にあっては、どちらが正しい選択…